ほえぶる!

ファンタジーやら現代もののエンタメ小説やら紀行文やら書いてます。自転車にも乗る。「文藝サークル~綴~」の中の人、「おにこくらぶ」の中の人、「ドジョウ街道宿場町」の中の人です。

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KAZUYAさんの動画について思ったこと。そのうちしっかり書いてみたい(書くとは言ってない)

【ニコニコ動画】日本人なら知っておきたい論語名言集
【ようつべ】日本人なら知っておきたい論語名言集

以前から目についていた氏の動画。ランキングに度々載ってる。
(主義主張に関してはさておいても、人の心を掴む演出が上手い人なんだな、という印象)
今まで敬遠してきたわけだけども、『論語』の動画と言うわけで、
読み終えたばかりの自分としては興味があったので観てみる。

演出について
・上手い動画構成。キャッチーな言葉。
(淫夢語、ネットスラングを多用。訪問エピソードを導入に本題へシフト。例語句の最初を温故知新に等々)

冒頭で手にしているのは『論語新釈』であるが、引用語句は足利学校で販売している『論語抄』※である。
※原物を手にしていないので、確証ナシ。

無題
http://www.nicovideo.jp/watch/1421838487







論語新釈 (講談社学術文庫)論語新釈 (講談社学術文庫)
(1980/01/08)
宇野 哲人
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    子曰はく、故きを温ねて新しきを知れば、以て師となるべし。
  [通釈]ふるく学んだ所を習熟して新たに悟る所があるようになれば、学んだ所の事が我が物となって、無窮の事柄に応ずることができるから、人の師となる資格がある。


例語句は「温故知新」「賢を見ては」「君子は諸を己に求め」「徳は孤ならず」四点出るが、全て『論語抄』に収録されている。
動画において、『論語抄』については、この各例語句が紹介されたあとに触れられる。
視聴者からすると、『論語新釈』に動画上で紹介される各例語句が収録されているような錯覚を抱く。
つまり引用文の紹介をしてから種本の紹介をするという逆転現象が起きている。
(動画中では「今日紹介した名言はこちらの、論語の省略版の本にも」と言って『論語抄』を紹介している)

この演出によって、印象はどう変わるか。
・厚みによる権威づけが可能。(分厚い本を読んでる。スゲー!)
・「抄」ではなく全語句を知ったうえで、「名言を紹介」しているように思わせる。

『論語新釈』と『論語抄』の違い。
・書き下しは、「以て師為(た)るべし」か「師となるべし」かの違い。
(すると「今日紹介した名言はこちらの、論語の省略版の本にも」という言い方はおかしいのではないか)
・通釈は「故きを温ねて」に重点を置くか「新しきを知る」に重点を置くかの相違点がある。

種本と引用の逆転を起こした意図と結論。
・『論語抄』通釈のほうが、KAZUYAさん自身の考えに近いのだとしたら。
(→KAZUYAさんの人間が見えてくる)
・単純に『論語新釈』を読んでおらず、冒頭のツカミとして読んでいるフリをしているだけなのだとしたら。
(→巧みな演出家であることがわかる。現代社会で本を売るということ云々)


以上に加えて、
他の『論語』ではなく『論語新釈』にしたのか、
等々書けたらいいなあ。
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